ぼく東奇譚

映像作家 東のブログ

屋久島②

7時に屋久島上陸。港から登山口まではバス移動。

一番スタンダードな登山口である荒川登山口へは前日までにバスチケットの予約が必要との事だったので、二番目に利用者の多い白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)から入山。ここへのバスは「おーい乗せてくれー」形式で乗れました。

 

バスの待ち時間など諸々あって9時頃から登山開始。

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 (入山口から少しの間はこんな風に整備されてる)

 

天気が凄く良くてラッキーでした。

屋久島はとても雨が多く、天気予報もあてにならない場所で、晴れていても山が保有している水が直ぐに蒸発、雲になって雨を降らすのでとても天気が変わり易いです。

逆に雨が多いので全て流され蚊等が湧く暇が無いので虫も糸蜻蛉くらいしか(探したら色々いると思う)おらず、空気もひんやりしていてとても快適でした。

途中から整備具合が緩やかに下がって行き、道は徐々に険しくなります。

 

(石の階段)

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(抹茶味)

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(大きな綺麗な木)

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登山スタートから二時間位で映画「もののけ姫」のあそこに到着。

とても風が強く怖い位で気を抜くと落ちてしまいそうでした

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この時点で汗びっしょりで身体は熱いくらいでしたが、縄文杉へはここからまだ四時間ほどあります。しかし次々に現れる景色が素晴らし過ぎて疲れはあまり感じません

(僕の場合の話なので基本は小休止をちゃんと挟むべきだと思います)

 

(頑張ってる木)

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(苔生してる木)

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(抹茶味)

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石と木しかありません。

どこを切り取っても同じような風景。の様に見えますが、やはりどの木も石も違いがあって、常に変化していたり、また天気に依って全く違う顔を見せたりするという所が魅力なんだと思います。事実僕が登山中に喋った島在住のガイドさん達はこの島の自然に魅せられた他府県からの移住組がとても多かったです。

 

更に登るにつれ、どんどん道や階段の勾配が厳しくなってきます。

木と石によるワクワクの魔法も解け、完全に息が上がりながらも登ります。(本意気で辛かった)ある程度登ると、あの有名な「ウィルソン株」があります。

(中に入ると天井がハート形のあれです)

 

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僕が滞在していた時に偶然観光センター的な所でこのウィルソン博士の写真展が行われていました。この博士、プラントハンターでもあり写真家でもあったということで、とても格好いい植物の写真が展示されていました。

 

そしてこのウィルソン株から更に登って行くと木の樹齢が一気に跳ね上がる様でした。御神木のような立派な木が沢山。身体の方も跳ね上がり疲労困憊。意識朦朧気味での縄文杉との対面になります。

 

③へつづく